ワイアリングテクニック WireTechnique
ローズのワイアーリング
プリザーブドフラワーは茎が短いので代わりの茎をワイアーで作成します。ワイアーを使用することで花材に強度を持たせることが出来、また自由に曲げることができますのでデザインの幅が広がります。
ワイアー地巻き#22を約1/3にカットしフックします。
ワイアーは斜めにカットすると刺しやすいです。
フックは花・茎のどちらから刺し入れても構いません。
フックする際花弁をいためないように注意します。
フックしたローズをワイアー裸#24でクリスクロスメソッドします。
ワイアーは先を斜めにカットすることで刺しやすくなります。
クリスクロスメソッド:ワイアーを十文字に交差させて茎に対して直角に2本のワイアーを刺します。
クリスクロスメソッドしたワイアーを下に折り下げます。
(茎の見えないアレンジでしたらこのままアレンジできます。
茎の見えるアレンジは、テーピングします。)
ヘデラ・レモンリーフのワイアーリング
リーフ類は、大中小と色々な大きさがありますが、アレンジやデザインに合ったものを選び使います。通常1枚ずつカットしワイアーリングします。
葉柄を1cmほど残し1枚ずつ切り離します。ワイアーは#24の地巻きをアレンジに合わせ1/3 1/2または1を使用します。
ワイアーのカラーは葉と同じ色を選びます。
葉を裏側にして葉の下から1/3の所を1目縫うように裏から表、また裏へと刺します。
下げたワイアーの一方でもう一方と葉柄に巻きつけます。
巻きつけたワイアーをもう一方のワイアーに沿わせて出来上がりです。
ライスフラワー・カスミソウ・アジサイなどのワイアーリング
それぞれ小さく分けてワイアーリングします。ワイアーは主に#24の地巻きを使います。ワイアーのカラーは花材・デザインを考慮し選びます。他にグニユーカリ・アスパラ・アイビーの実・リボンなどこの方法でワイアーリングします。
花材をカット少量分に分けます。アレンジをイメージして分量を決めて下さい。
ワイアー地巻き#24は、用途に合わせ1/3 1/2または1を使用します。
ワイアーを半分に折り、枝分かれした部分に引っ掛けます。小さすぎて引っ掛けることが出来ない場合や枝の分かれていない場合は添えて下さい。
折り曲げたワイアーをしっかり持ち、片方のワイアーで、茎ともう片方のワイアーを一緒に3回ほど巻きます。
両方のワイアーを揃えたら出来上がりです。(茎の見えないアレンジでしたらこのままアレンジできます。茎の見えるアレンジは、テーピングします。)
テーピングテクニック
フローラルテープのカラーは、花材やアレンジの用途に合わせて選びましょう。
フローラルテープを伸ばしながらワイアーが見えなくなるように巻いていきます。ガクのすぐ下の茎の部分は折れやすいので多めにしっかり巻きます。
フローラルテープを伸ばしながら、巻きおろしていきます。ワイアーが見えていないか、フローラルテープが緩んでいないか確認します。ガクの下の茎が太くて滑るなど巻きにくい時は巻いた上からもう一度丁寧に巻いて下さい。どうしてもうまく巻けない場合はグルーを使って貼り付けて下さい。
リーフ、リボン、カスミソウ、アジサイなども同様にテーピングしていきます。
リボン作り
リボンはプリザーブドフラワーのアレンジに欠かせません。リボンの種類はカラー、素材など様々なものがあります。作り方も様々ありますが、ここでは、基本の作り方を説明いたします。リボンの代わりにお気に入りの布でも代用可能です。ここでは、ループのリボンを作りますが、両端にワイアーの入った幅25mmのリボンを使います。ワイアーが入っていることで形が整えやすく経験の少ない方でも作り易いのでお勧めです。
リボンの下に垂らす部分を8cmほどつまみます。垂らす部分の長さはアレンジによって長さを調整して下さい。左手の親指と人差指でつまんだ部分をしっかり持ちます。
右手で左手の親指に中心のループの部分を巻きつけます。左手の親指と人差指で、交差部分をずれないようにしっかり持ちます。
上を向いたリボンでループを作り、左手の親指と人差指で抑えている交差部分を抑え直します。これでリボンの先が下向きになりました。
下側にもう片方のループを作ります。左手の親指に巻いた小さいループの左右に大きなループが出来ました。
左右や中心のループの大きさ、下に垂れる部分の長さのバランスを整えます。左手の親指と人差指でしっかり持っている交差している部分を右手で縮め、また左手の親指と人差指でしっかり持ちます。
中心のループの中にワイアー地巻き#24を通します。ワイアーは#26でも可能です。
使いやすい太さのものを選んで下さい。
ワイアーをリボンの裏側に持って行ききつくねじります。この時、リボンを半分に折り曲げ、ワイアーを根元で持ちリボンを回すようにするとしっかり止まります。
リボンの形と下に垂れた部分の端をカットし整えて出来上がりです。デザインに合せて、ループの大きさ、ループの数などを変えて工夫し生かして下さい。また、右利きの方を前提にご説明いたしましたが、左利きの方は左右反対に考えてお作り下さい。